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6月議会を終えて

6月議会が閉会しました。

審議された議案等について個人的にTOPIXとして取り上げます。


議案の詳細につきましてはコチラから


<目次>

1、各議案TOPIX

2、補正予算関係

3、議員定数削減

4、連合審査会審査

5、日鉄への7つの要望


<1,各議案のTOPIX>


◆議題77~80号 

・家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準等の一部改正に係る条例の整備について

簡単に言うと国が定めた保育士の配置基準の改正に合わせて、市の条例も改正するというもの。満4歳児以上は「30対1」から「25対1」、満3歳児「20対1」から「15対1」となります。質の高い保育、また保育士さんの業務改善が期待されますが、保護者の皆さん、現場の事業者さんからすると戸惑いもあるかとおもいます。経過措置の期間に定めはありませんので、しっかりと関係者の皆さまで子供の安心安全の確保に向け、動いていただきたいとおもいます。


◆議題81号 

・契約の締結について 呉市二河野球場スコアボード外電気設備改修工事

鶴岡一人記念球場(二河球場)において、スコアボードがLED化します。とても老朽化しておりますし、今後カープ2軍戦誘致を見越した動きになります。11月頃から来年の3月までの工期予定でご不便を書けますが、レベルアップした球場になり、多くの方に活用頂きたいとおもいます。(契約金額233,750,000円)※その他スピードガン、放送設備機器なども改修します。


◆議題84、85、92号

・契約の締結について 大和ミュージアムリニューアルに係る建築、空調、電気設備工事

いよいよリニューアルに向け事業者との契約が締結されました。これらは、建築に関わるもので、資料展示などの内容面の政策予算(ディスプレイなどの細かなこと)は今後になります。建築工事の総額は約5億7,600万円。その中で既存不適格改修が予算のウエイトを占めるそう。何か確認すると、大和ミュージアムに行かれた方はわかるとおもいますが、例えば高天上とか特別な箇所が多いものだそう。今後建設に関わる契約は、給排水施設、昇降機(エレベーター等)の2議案が予定されています。博物館のような特別な施設はとてもお金がかかることを理解しました。


◆議題88号

・呉市総合スポーツセンターの設置

これはR7.4.1で所有権がディスコに移るにあたり、それ以降も同施設を公の施設として利用するため、ディスコから借り受けをしますという条例。分散して施設を新設しようとしておりますが、その間に各競技、空白期間が生じないよう昭和高校を借りるなど呉市も動いております。市民の皆さんが困ることないように、引き続き動いてもらいたい。



<2,補正予算関係>

◆子育て支援センター(くれくれ・ば)の移転 1,000万円

レクレビルからの退去に伴う内装等の除去及び、仮移転に要する費用になります。この10月にレクレさんとの契約が満了するため、市役所9F(旧食堂)に移転します。


◆港町小学校建設事業  実質約1億円の損出?

・国庫補助金不採択による市債・一般財源増。お金の付け替えです。

報道にもありました通り、約1億の損失という表記ですが、簡単にいうと、国の補助金約5,000万が事務ミスにより交付されなくなったこと、それにともない有利な起債を借りられなくなり、補助充当率が低い起債で対応するようになります。そのため交付税措置額が減少し、将来的な負担額が全体で約5,000万円増えるようになります。

じゃなんで事務ミスが起きたのか? 結論は工事時期を前倒すことによって生じた契約変更が、補助対象となる・ならないの確認が、県とのすれ違いによりとれていなかったところにあると感じます。


港町小学校の新校舎の建設を令和8年度末までに完了する計画で進めています。当初は解体工事を令和6年6月に契約し、約9か月の工期で施工する予定でしたが、港町小学校への進入路が狭隘で大型の工事車両が通行できないなどの理由により、工期が1年間かかることが判明。

その際に、事業計画を後ろにずらすのではなく、校舎建設を遅らせないために解体を前倒して令和6年4月に着工しました。つまり、前年の令和5年度に工事契約実績になった、この契約が事前着手となり、交付できないとなりました。令和5年にお金が発生していないので、R6年度申請でいいといった会話があったとかなかったとか。しっかりと書面でするべきでした。大切な税金なので、これを反省に、今後一切ないようにしなくてはいけない。





<3、議員定数削減>

本定例会で議員定数を32→30にする議案が可決されました。次期選挙から議員定数が30になります。私達の会派はずっと28の定数を主張しておりましたが、この度様々な角度から議論を行い、30が適切であると判断し、議案に賛成しました。個人としてはこの1年、諮問機関である議会運営員会の委員長をさせて頂きましたが、委員の意見を取りまとめることができたことに安堵したと同時に、この動きは議会改革の一部であり、これから議員として議会としてより信頼されるように、日々の活動を頑張らなければならないと決意を新たにしました。前期から会派として、議会改革の一環として、議員定数削減は提案しておりました。実際に会派全員で、イベントに出てブースを構えアンケートをとったり、駅前での街頭アンケートをしたりと、自分たちの周りの支援者だけでなく、不特定多数の方に聞きまわって汗をかいたこと。今となったらいい思い出です。


<4、連合審査会審査>

この度、NPO法人SYLの下野氏による補助金不正請求について、常任委員会である総務委員会・産業建設委員会の連合審査会で内容を確認しました。多くの議論がありましたが、個人的なおもいとしては、市に対する過度な責任追及が、市民の皆さまにとって不幸なことにならなければいいなと感じました。正直、請求書と領収書を偽造されると、職員も見抜けません。一人の悪い行いにより、事業者の皆さま、個人の皆さま、職員に負担がかかることに懸念します。できる限りの再発防止策は必要です。しかし、勝手な想像ですが過度な仕組みを講じて、例えばそれに伴い、職員の項数増加により申請期間が短くなる、また提出書類が増え提案者の負担が増えるなど。一番悪いのは不正受給をした方です。


<5、日鉄への7つの要望>

内容は上記リンクP3にあります。

広島県とも連携し、様々な可能性を検討しています。今回のこの要望書提出は、とはいえ防衛省も話を着実に進める中、指をくわえてまっているだけではいけません。あらゆる可能性がある限り、呉市としても全力でどの方向に対しても動いていくべきです。今回防衛省からゾーニング案が出される前に、自分たちの意思を示すことは大変重要であり、市の動きを評価します。

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